ディベート合宿
〜論理と根拠で、世界と対話する〜
国際教養科の2年次では、年間を通じてディベートの授業を行います。その集大成として2年次3学期に実施されるのが、この「ディベート合宿」です。これまでの学びを実践で試し、生徒たちの思考力と英語力を新たな高みへと引き上げるためのプログラムです。
ディベートとは? - 知的なコミュニケーションスポーツ
ディベートは、単なる言い争いではありません。一つのテーマに対し、肯定側と否定側に分かれ、ルールに則って、客観的な根拠(証拠)に基づきながら、第三者(審判)を説得する、知的なコミュニケーションスポーツです。
国際社会では、多様な価値観を持つ人々と対話し、合意形成を図る場面が数多くあります。ディベートは、そうした場面で必要となる論理的思考力や、説得力のあるコミュニケーション能力を養うための、極めて効果的なトレーニングとなります。
どんなことをするの? - 思考を深めるプロセス
合宿では、一つのテーマについて深く掘り下げ、チームで協力しながら試合に臨みます。
リサーチ & 立論:
テーマについて、肯定側・否定側両方の視点から徹底的にリサーチを行います。集めた情報を分析し、自分たちの主張の柱となる議論(立論)を組み立てます。
反駁(はんばく)の準備:
相手がどのような主張をしてくるかを予測し、それに対する反論や質問を準備します。相手の議論の弱点を見抜き、的確に指摘する能力が求められます。
実践(試合形式):
実際に英語でディベートの試合を行います。決められた時間内に、自分たちの主張を述べ、相手の主張に反論し、議論を深めていきます。ALTも審判やアドバイザーとして参加し、実践的なフィードバックを行います。
この行事のねらい
この合宿を通じて、生徒たちは英語力だけでなく、物事を多角的に捉え、深く思考する力を身につけます。
1. 論理的思考力の育成:
感情論ではなく、客観的な根拠に基づいて主張を組み立てる訓練を通じて、論理的に考える力を養います。
2. 批判的思考力(クリティカル・シンキング)の深化:
相手の意見を鵜呑みにせず、その主張の根拠は何か、本当に正しいのかを批判的に吟味する姿勢を育みます。
3. 高度な英語運用能力の獲得:
自分の考えを正確に、かつ説得力を持って英語で伝える、より高度なレベルの英語運用能力を目指します。
ディベート合宿は、国際教養科での学びのゴールの一つです。ここで得られる知的な体力と自信は、大学入試の小論文や面接、さらにはその先の社会で活躍するための、一生の財産となるはずです。