英語多読のすすめ
〜物語を楽しみながら、本物の英語力を〜
国際教養科では、授業外の自律的な学習をサポートする取り組みとして、「英語多読」を推奨しています。「多読」とは、その名の通り「たくさん読む」ことですが、ただ闇雲に読むのではありません。楽しみながら自然に英語力を伸ばす、科学的に証明された効果的な学習法です。
多読を成功させる「3つの原則」
多読を成功させるためには、3つのシンプルなルールを守ることが大切です。
原則1: 辞書は引かない
原則2: わからないところは飛ばす
原則3: つまらなくなったらやめる
一見、勉強法とは思えないかもしれませんが、この「楽しむ」ことを最優先する姿勢こそが、英語を英語のまま理解する力を育む鍵となります。
なぜ効果的? クラッシェン博士の理論
多読の有効性は、言語習得研究の世界的権威であるスティーブン・クラッシェン博士の「インプット仮説」によって裏付けられています。
博士は、第二言語は「学習」するのではなく、自然な形で「習得」されるものであり、そのためには「理解可能なインプット(comprehensible input)」を大量に浴びることが最も重要だと提唱しました。
これは、現在の自分のレベル(i)より「ほんの少しだけ(+1)難しい」レベルの英語に触れ続けることで、言語能力が最も効率的に伸びるという「i+1」の考え方です。多読は、この「i+1」のインプットを、楽しみながら大量に得られる理想的な方法なのです。
秩父高校の「多読コーナー」
本校の図書館には、この多読を実践するために、英語学習者向けに語彙や文法が調整された「ラダーシリーズ」などの洋書を多数揃えた、専用の「多読コーナー」を設置しています。
『シャーロック・ホームズ』や『不思議の国のアリス』といった古典名作から、『スティーブ・ジョブズ・ストーリー』のような現代的な伝記まで、幅広いジャンルの本がレベル別に揃っているため、生徒は自分の興味と「i+1」のレベルに合った一冊を必ず見つけることができます。
