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1. 令和3年度第1学期始業式での校長講話

投稿日時: 04/12 担当2

 今年は桜の開花も早ければ、芝桜もずいぶん咲いて、すっかり春本番となって新年度、新学期を迎えました。春休み中、昨年度一年間を振り返り、足りなかった学習を補ったり、新年度に向けた準備をしてくれた人も多かったでしょう。また、春の大会に向けて部活動に打ち込んだ人も多かったと思います。「一年の計は元旦にあり」とよく言われますが、新2年生、新3年生になった皆さんにとっては、1学期の始まりである今日この時、この先一年の目標と計画をしっかり立ておくことが大切です。

 特に3年生にとっては最後の部活動から、何と言っても進路実現に向けた学力の伸長と学習成績の確保でしょう。志を高く持ち、最後の最後まで諦めずに挑戦し続ける覚悟を持って計画を立ててください。

 2年生は修学旅行があったり部活動では後輩が入ってきたり、3年生引退後は主役に躍り出たりと大いに活動できる一年です。ただし、よく言われる中だるみが起きやすい時期。二年後の進路実現を意識し、他校のライバルが手を抜いているすきに、秩高生はしっかり力を蓄えておこうではありませんか。

 新年度クラス替えになるとよく「前のクラスがよかった」などと言う声を聞くことがあります。クラス替えのない特進クラスなどのように、志を同じくする集団が、引き続き切磋琢磨する意味は大きいです。クラス替えのあった人には、むしろ新しい仲間や新しい環境の中で、自らの成長が期待できるとプラス思考になってもらいたいと思います。

 私が皆さんに期待したいことは二つ。一つ目は、地域から愛され期待される秩高生として、自信と誇りを持ち、礼儀やあいさつ、行いに品位と責任を持ち、より一層地域から愛してもらえる生徒集団になってもらいたいということです。

 二つ目は、高い志を持って、夢の実現、進路実現にひた向きに取り組む生徒集団であってもらいたいということです。

 皆さんはあまり気付かないと思いますが、市内の多くの方にお会いすると、多くの本校卒業生が秩父地域の核となって活躍されていること、それらの方々が皆、生徒の皆さんに大きな期待を持たれていることが分かります。その期待とは、リーダーとなって社会に貢献する人材になってほしいことであったり、進路実績を伸ばしてもらいたいというものです。

 皆さん、学習に関しては、日々の家庭学習時間はしっかり確保されているでしょうか。ただ覚えただけではない、学力としての定着が図られているでしょうか。いまひとつ伸び悩んでいる皆さんに、学びの質が高まるヒントについてお話しします。

 それは、学習の量と質を自分でコントロールする方法を身に付けることです。教育心理学では、学習成果を高める三つの方法として、

①学習に必要な時間や教材、仲間や先生、学習環境などの管理に関わる「リソース管理方略」。

②学習した内容を身に付けるための学習の仕方や工夫などに関わる「認知的方略」。

③学習の進み具合や自分の得意・不得意、意欲の状態などについて客観的に認識し調整に関わる「メタ認知的方略」が挙げられます。

 特に、「メタ認知」については学習効果を上げるだけでなく、よりよい社会生活を送る上でも効果的と言われています。「メタ認知」とは、今まさに何かを考えている自分の思考や、何かに取り組んでいる自分の行動について、一歩引いて、今よりも高い視点から把握する能力「客観的に自己評価する力」のことです。メタ認知能力が高まると自分自身の思考や行動を正しく理解し、問題点についてコントロールすることができるようになります。

 人から「考えを変えなさい」とか、「やるのは今でしょ」などと指摘されなくても、メタ認知能力によって、自分自身で適切な思考と行動に軌道修正ができるということです。自分自身の考えや行動を客観的に冷静な目で見る、ぜひ、心掛けてみてください。
 
 最後に、新型コロナウイルスは変異株による新たな感染拡大が広がりつつあります。引き続き感染防止対策の徹底を心がけて、秩高関係者から感染者を出さないようにしましょう。皆さんにとって飛躍となる1年になってもらうことを期待します。がんばってください。