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1. 2学期始業式での校長講話を紹介します

投稿日時: 08/27 担当2

 全校生徒の皆さん、おはようございます。校長の町田です。

 夏休み中、皆さんはサマースクールや進学補習、部活動にと、よく励んでいただきました。吹奏楽部の県大会出場も立派でした。この夏は、東京2020オリンピックがあったり、他県では記録的な豪雨による河川氾濫で大きな被害が出るなど、記憶と記録に残る出来事がありました。でも、何と言っても新型コロナウイルスの急激な感染拡大です。埼玉県は8月2日から緊急事態宣言に入り、9月12日まで延長されました。8月19日には一日の新規感染者数が2000人を超えるなど、医療現場は非常に厳しい状況になっています。収束の兆しが見えない危機的な状況下で、今日、2学期を迎えることになりました。私たちは気持ちを引き締め直して、新型コロナウイルス感染症に対峙していかなければなりません。

 学校再開で心配されるのは、教室等での密状態です。猛威を振るうデルタ株は感染力が強く、若い世代でも重症化のリスクが高い厄介な相手です。家庭内感染の場合、従来型なら家族の誰かが感染しても、の濃厚接触者で済むケースがほとんどでしたが、デルタ株ではそうはいきません。家族全員が陽性という事例が多くなっています。もし、あなたが感染したことに気付かないまま登校したとしたら、学校内でクラスターが発生するリスクは非常に高くなることは、容易に想像がつくでしょう。そうならないために、生徒の皆さんには次のことを絶対に守ってください。①発熱等の風邪症状が見られたら、登校しないこと。②家族の誰かに同様の症状が見られた場合も登校しないこと。

 12歳以上のワクチン接種が始まりましたが、皆さん全員が2回の接種を終えるのはかなり先になると思いますので、それまでは特に意識して今まで以上の感染症対策を、全員にしっかりやってもらうことが何より大切です。

 昨日、県の専門家会議があり、県教育委員会から分散登校といった感染防止のための強い措置が示されました。学校では授業の遅れが極力出ないよう、できるだけ授業時間が確保できるように、また、オンラインを使って自宅で学習ができるように準備を進めています。3年生は進路についての具体的な動きが出てきますので、それに支障をきたさないよう対応していきます。

 文化祭が目前に迫っていますが、一般公開はしないため、感染防止対策を十分講じ一日開催として、何とか実施したいと思います。準備に支障をきたさないよう、しばらく半日授業とし、文化祭後から分散登校にしたいと思います。用事が済んだ人は、寄り道せずまっすく帰宅するようにしてください。明日以降の詳しい予定については、ホームルームで説明を受けてください。

 部活動については、各地でクラスターの発生が報告されています。既に週2日の活動に制限されていますが、皆さんには大変申し訳ありませんが、文化祭終了までは、大会が近い部活動を除いて、原則、禁止とさせていただきたいと思います。

 生徒の皆さんにはいろいろと不安や不便をおかけしますが、「自分の行動が家族や友人の命を守る」という意識をもって、この難局を乗り越えていければと思います。御協力をお願いします。 

 さて、東京2020オリンピックでは、数々の競技で私たちに感動や勇気、希望を与えてもらいました。今回のオリンピックのコンセプトの一つは「多様性と調和」。性的マイノリティーの選手の活躍やトランスジェンダーの選手の出場のほか、人種差別反対を訴える動きなども注目されました。それだけに、JOC前会長の女性蔑視発言をはじめとする一連の不祥事は、日本人の人権感覚の低さを世界に示してしましました。私たち自分自身の人権感覚、人権意識はどうでしょうか。グローバル社会を生きる皆さんには、世界基準の感覚と意識を身につけてもらう必用があると感じました。

 また、メダルにこだわる勝利至上主義とは異なる、勝ち負けや順位よりも、自分たちのパフォーマンスを重視した価値観に触れることができたのは新鮮でした。それは、スケートボードで金メダル候補だった岡本選手が大技に挑むも失敗し、メダルを逃した場面でした。大技に果敢にチャレンジした岡本選手を他の選手たちが抱え上げ称賛する姿が大変印象的でした。自分らしさを貫き、精いっぱいチャレンジする姿勢を、皆が認め合いリスペクトし合う。スポーツに限らず、暮らしの中でも勉強や進路活動にしても、新しい時代を生きる私たちに大切なものを示してくれたように思います。一昨日からパラリンピックが始まりました。こちらからも素晴らしい学びを期待しましょう。

 今、校舎の西側の駐車場わきに、大輪のヒマワリが咲いています。「ひまわりの絆プロジェクト」として、秩父警察署の方と生徒会の皆さんに植えてもらったものです。これは、平成23年に京都府の4歳の男の子が交通事故で亡くなるという痛ましい事故があったのですが、その男の子が育てていたひまわりから採取した種を全国各地で咲かせ、命の大切さと交通事故の悲惨さを訴えようという取組です。今年は、自転車マナーアップ推進校に指定されていますので、秩父警察の方も時々、登校時の交通安全指導に来てくださっています。皆さんが自転車やバイクを運転する際には、このヒマワリの鮮やかな黄色とヒマワリに託した願いを思い出してもらい、2学期は交通事故ゼロを目指して交通安全に努めてください。 

 2学期は、勉強や部活動に大いに打ち込むことができる学期。3年生は進路実現を引き寄せる上で重要な時期。読書やいろいろな体験もできる時期。コロナで制約は受けるでしょうが、待ちの姿勢ではなく、主体的に学ぶ、主体的に活動することを心掛けてください。すべては皆さん一人一人の成長と夢の実現のために。がんばりましょう。(令和3年8月26日 リモート形式)